トドスロスサントス教会堂遺跡は、1626年から1642年までスペインが台湾北部を占領した際に、建てられたサンサルバドル城の付属施設です。教会堂を宣教に使用されます。宣教師の住所があって、近くの墓地もありました。教会堂遺跡は現在の平一通りである。所有権は台湾国際造船株式会社の基隆工場に帰属します。

台湾とスペイン共同チームが発掘調査を開始しました

2011年から2014年まで、国家科学及技術委員会の「ルネサンスから新石器時代へ：台湾の基隆にあるスペイン要塞と台湾のオーストロネシア語族の先史時代の環境」研究プロジェクトを共同で実施しました。平一通りの駐車場で修道院にあると推測されました。発掘調査が行われて、スペインの台湾北部統治と原住民との相互作用を調査および研究します。

2012年までの発掘調査結果は、発掘された3つピットで、新石器時代の円山文化や鉄器時代の十三行文化の遺物、石造り建物の遺跡も発見されました。文書と古代地図データから、この建物は、1626年に建てられたスペインのトドスロスサントス教会堂であると推測されています。

2016年11月から12月までの再発掘作業中に、台湾・スペインチームが教会堂みたい遺跡と周辺の墓をもっと発掘されました。総計は4つ骸骨が発掘されました。その中で3つは無傷、1つは頭骨でした。様々な制限により、当時の発掘はまだ平一通り遺跡を完全に発掘することができず、一旦停止でした。そして埋め戻し。

教会堂遺跡と出土品の展示

2018年から、基隆市政府文化局が再び元チームに考古学的発掘計画の再実行を依頼しました。「基隆歴史的シーン再現統合プロジェクト」の資金援助を受けて、清華大学チームに発掘調査を委託された臧振華教授が主催を務め、スペイン学者や考古学チームを誘いました。平一通りの駐車場を狙って、教会堂を含めて発掘調査が行われました。

2019年5月から12月まで、この発掘調査は教会堂内外で10つ墓が発掘されました。 （2019年5月23日に1つ、2019年6月25日に2つ、2019年7月3日に1つ、2019年7月12日に1つ、2019年12月13日に1つ）

円山文化の陶器の壺、高台（こうだい）、陶器の取っ手、石器や動物の骨、十三行文化、印紋陶、中国から貿易陶磁器（安平壺、クラーク磁器、陶器など）、硬い陶器、ブロンズベルトバックル、17世紀にスペインやフランスで流行りのカラバカ十字架、ヨーロッパの日用品なども少量発掘されました。

2020年7月まで、トドスロスサントス教会堂の後殿と部分内殿が発見しております。北側に日本統治時代に小さな溝が破壊された以外、保存状態は非常に良好です。教会堂は北北東を背にして座り、南南西面します。ほぼ左右対称ですが、控え壁みたい遺構によって完全対称ではないことがわかっています。